珍クロのぐるぐるしてるとこの話。

捏造ってレベルじゃねーぞ!!>^q^
・クロパパ=台風と同一視しちょります。
・子供誤飲未遂。 しかも飲もうとしたのは男神だけっていう。
・クロパパが女性恐怖症。
・同一同名の神と同一視説を最初から推奨
・なぜかパパンが冥界に引き籠ってる


クロ「信じていたのに。」
―所詮、私は駒でしかなかったのか
クロ「犠牲に、なったのだ。」
―あいつも、私自身も。
クロ「私が、欲しかったのは―」
―地位などではなかったというのに。
 他は何も要らなかったのに。
クロ「もう、よい。」
―全てが、叶わぬのなら。
クロ「止まってしまえばいい。」
―未来も過去も。
クロ「全ての進行は惑い。 同じ回廊を巡り続ける…」
  「ワシを見捨てたことを後悔するがよい、大地…!!!」

農耕神がお空を敗ってから幾日が過ぎたころ。
珍「こ・ん・に・ち・は〜v」
冥界は招かれざる客に戸惑っていた。
教育係「あんれま。こんな辺鄙なとこになにしにきたんすか。」
珍「きゃあ、骨人間?!」
教育係「ここはあんたみたいな生に満ち溢れた女神さんの来るようなとこじゃないっt…おわっ?!」
驚いた珍を見てこれ幸いと恐怖心を煽って追い返そうとした教育係はふいに抱きつかれて目を白黒させた。
珍「かわいい〜〜〜〜! すてき〜〜〜〜! うん、ここ気に入っちゃった♪」
教育係(な、なんだこの電波女は…?!!)
クロ「なんじゃ、騒々しい。」
珍「あら… 農耕…神?」
クロ「…?」
珍「いやぁ〜〜vv 老けたけど背はちっっっとも変わらないわね農耕神! 私よ、珍おねぇちゃんよ! 覚えてなぁい?」
クロ「……ワシは知らんぞ。」
珍「あら、そう? おねぇちゃんがっかり…」
クロ「どうせ、大地の差し金じゃろう。そっちの手の内は読めておるんじゃ。そうはいかんぞ。」
  「このままお引き取り願いたいのう。 わしゃ、女という生き物は大嫌いなんじゃ。」
珍「そう? 私はあなたが好きだけどな〜。」
クロ「…#」
  「阿呆はもっと嫌いじゃ! 兎に角帰ってくれ!!」
珍「ま、待って!」
クロ「なんじゃ。」
珍「確かに…大地には、あなたと添い遂げるように言われたのは事実よ。でも私、今ここに居るのはその命令にしたがっているからではないの。」
 「実を言うと…私も彼女をいけ好かないと思ってたのよ…なんか腹黒いっていうか…、でね。」
 「私は、私の意思で、あなたを癒しにきたのよ!!」
クロ「支離滅裂じゃの…」
珍「信じて!!!」
クロ「…;」
  「ふむぅ、馬鹿にはなにを言うても効果なさそうじゃのう。 やれやれ。」
  「ここに居るのはかまわん…」
珍「やったぁ!」
クロ「じゃが、覚えておけ。 ワシが貴様に心を許すことは絶対にないという事を。」
珍「そんなの、やってみなくちゃわかんな」
クロ「少しでもおかしな真似をしたらつまみだすからな。」
珍「……はぁい。」
こうして珍は冥界に居座ることになりました。
クロ(どうもこやつは苦手じゃのう…)

農耕神は珍が諦めて帰ってくれる事を強く望んでいましたが、
しばらく彼女が居座るうちに事態が急変します。
底抜けに明るい珍の性格に影響されてか、冥界に住む神達が彼女に好感をもつようになってしまったのです。
教育係「…あっし、あの方が悪い方には見えませんけどねぇ、旦那。」
クロ「そんなことはワシにもわかっておる。」
家政婦「さすがは陛下、彼女のお人柄を見抜いておられでしたか。」
   「…あの、お言葉では御座いますが、では何故…」
クロ「ワシが頑なに拒んでいるのか聞きたいのじゃろ?」
家政婦「はっ、恐れながら…!」
クロ「……怖いんじゃよ。」
教・家「…」
クロ「思い当たる節はたくさんある。 どんな形であれ大地に弱みを握られる危険性然り、ワシのトラウマ然り、…だが純粋に、怖いんじゃ。」
  「ただ、怖いのじゃ。」
珍「…ちょっといいかしら?」
教・家(どーぞどーぞ)
クロ「Σ(°Д°;)?!」
珍「……」
クロ「……」
お互いの顔をじっと見つめあう二人。
珍「あのね。」
クロ「……」
珍「私、ずっと、ちっちゃい時からあなたの事が不思議でしょうがなかったの。」
 「不思議っていうと…また違うかしら。 なんか…何かに脅えているみたいな、そんな感じがしていたの。」
クロ「…」
珍「でね、こっそり大地に…聞いちゃったの。 私たち兄妹と、農耕神は、なにか違うんじゃないのかって。」
クロ「…!」
珍「そしたら、大地がね… "あの子は…」
クロ「異形の者だと。」
珍「!」
クロ「呪われしキュ/プ/ロ/ス、ヘ/カ/ン/ト/ケ/イ/ルと同じ奇形児だと…!」
見る間に農耕神の影が伸び、メリメリと音を立てて変わっていく。
クロ『よく目に焼けつけて見るがいい、これが呪われしワシの真の姿だ。』
甲殻類のような脚が背中から生え、翼も生やした毒々しい色の巨人が、百足のような胴部分を所狭しと壁から壁へ投げ出していた。
珍「………」
珍「綺麗…。」
クロ「なに…?」
珍「素敵… こんなに雄大で…こんな…」
ため息交じりに宝石でも見るかの様な目で珍が農耕神に手を伸ばす。
状況を飲み込めない農耕神が触れるか触れないかの所で慌てて人の姿に戻る。
珍「あ、いけずぅ…」
クロ「貴様はおかしい。」
珍「言われなくてもわかってるわよ。」
 「あ〜あ、もったいないな。 百足形態の方がずっとカッコいいのに…」
クロ「まったく、大地の奴はどんなに強力な催眠をかけたんじゃ!」
  「ククッ、逆におもしろい。 では小娘よ。」
農耕神が再び異形の姿をとる。
クロ「そんなにこの姿が気に入ったのならこのまま抱いてみよ。 できるか?」
珍「いいの?!」
農耕神が次の言葉を発っするより早く、珍はすでに飛びついていた。
珍の柔らかな指が、慈しむように殻をなぞる。
クロ「ッ…?!」
女嫌いとはいえ、恥辱する事に抵抗はなかった農耕神であるが、流石にこの姿で性交をしたことはなかった。
どの経験を思い返してみても、ここまで敏感に感じる事はなかったはずだと内心慌てている。
珍「やっぱり知らなかったんだ。 元素神は元の姿でする方が性感がぐっと高まるんだって。」
さらりと大胆な発言をする珍と、その指使いからくる快楽に眩暈を覚えながら、なんとか身を捩って彼女から離れようとする農耕神。
珍は逃げようとする彼にそっとささやく。
珍「私が、あなたの気持がわかるっていったら嘘になるわよね。」
 「きっと、あなたが抱えてきた孤独や疎外感から比べたら私たちなんてぬるま湯に浸かってた甘ちゃんなのかもしれないわ。」
 「けどね…、 私、あなたが苦しんでるのがわかったから、どうしても助けたかったの。」
 「でも、あなたには…大地がいたから… 私が出しゃばる事ないって思ったの。」
 「だから、あなたが姿を消した時は本当に後悔したわ。」
愛撫は止まらない。
 「お願い、農耕神…」
 「私にもう一度、チャンスを頂戴…?」
クロ「…変な、奴…っ」
ゆっくりと、愛撫の範囲を広げる珍。
減らず口も叩けないほど思考回路が麻痺した農耕神はもはや己が、珍の抱きやすい大きさまで自身を縮めたことにすら気付かなかった。
クロ「……」
―瞼が…重い…
ふいに百足の胴部分を愛撫していた珍が、尾の先に軽く触れた。
ビクッと大きく農耕神が身を震わす。
珍「知ってるよ… ここが良いんだよね、百足さんは。」
そういうと、強めに尾を擦りはじめる。
クロ「ひっ…ぁ…!!」
胴が大きく跳ねる。
クロ「ぃ…あ…っ そこ…ぃやだっ…!」
珍「大丈夫…、怖くないよ。 力抜いて…」
身体を捩って快楽から逃げようとする農耕神の唇を捉え、舌を滑り込ませる。
クロ「んんっ…!」
珍(もう少し…)
珍が責め方を変えるために唇を離した瞬間、目にも止まらぬ速さで農耕神が彼女の首筋に咬みついた。
珍「?!…」
毒液によって少し身体の自由を奪われた珍を突き飛ばし、農耕神は部屋の隅の方まで逃げ、-まるで脅えた蛇が自分の身を守るかのように-とぐろを巻いて縮まり込んでしまった。
珍「どうしたの…?」
クロ「……っ」
よく見ると牙をむき出して小刻みに震えている。
クロ(完全に、屈服していた―)
全てを統べる天界の主は、今や目前の小さな女に脅えていた。
―このまま喰われてもいいとさえ思った。
―もっとも忌み嫌っていた存在に。
―軽く掌の上で弄ばれ、その運命すらも明け渡そうとしていたとは。
クロ「…帰って…、くれ」
ぽろぽろと、彼の目から涙がこぼれおちる。
クロ「………頼む…」
引き絞るようなか細い声に珍はとてもいたたまれなくなった。
珍「ごめんね…」
そう言い残し、踵を返すことしかできなかった。

珍「ふられ…ちゃった。」
神々が集う神殿の一角、彼女の部屋に覇気なく戻ってきた珍は、ベットにどさりと倒れこんだ。
珍「ちょっと焦っちゃったかな…」
ぼんやりと反省点を思い返すが、もはや後の祭り。
珍「農耕神…」
真っ白な天井をただただ見上げる。

一方、冥界の農耕神にも変化が訪れていた。
クロ「……」
教育係「ふさぎこんでんな…」
家政婦「ああ、陛下… おいたわしや…。 代われるものなら代わってやりたい…!」
教育係「寝言はベットの上だけにしとけ。 …だ、旦那。どーっすか、気分は。」
クロ「さいあくじゃぁ… なーんにもやる気がせん…」
くるくるとペンを回す農耕神。 惰性で回っていたペンは力なくポトリと床に落ちた。
家政婦「へ、陛下…」
クロ「あ、ああ…すまんな。 主がこの体たらくでは従者も仕事になりゃせんて… すまんのう、やる気だすかのう!」
教育係「旦那…、気分転換に外散歩してきたらどうっすか?」
クロ「散歩…。」
教育係「ちょいと勘に触る奴とかシバいたりしてとか…さぁ! な、家政婦!」
家政婦「えっ;…あ、そ、そうです…ね! 留守中は私たちでしっかり運営致します故!」
クロ「そうか… では好意に甘えようかのう。」
教・家「いってらっしゃいませー!」
クロ(変に気を遣わせてしまったようじゃのぉ…)
  (早急に、ワシが結論を出さねば…)

クロ(まあ、ほぼ答えは出とるんじゃが。)
しゅるしゅると百足に姿を変える農耕神。
街に入り人波を縫って行くと噂話が耳に入ってくる。
「可哀そうに…珍様、だいぶやつれてお帰りになったそうじゃないか。」
「でもよかったわねぇ、あの化け物の嫁になるなんて…私ゃ、てっきり喰われちまったかと」
「あのやつれ具合、相当酷い事をされたに違いない。」
「ああ、それそれ。 不思議な事があってね。普通は地獄から帰ったら明るくなるものでしょ?」
―それが、あの日以来部屋にふさぎこんでろくに食事もとってないらしいのよ。
「しかも、あの化け物の名前を何度も何度も呟いてばかりいるんですって。」
「…よっぽどトラウマだったのかしら。」
クロ(……。)
  (珍…。)

珍「…はぁ。」
 (今頃あの子、何してるかしら。)
 「きっと…、普段通りに公務に励んでるわよね…。」
 「でも、もし、私の事がトラウマになって悩んでしまっていたら… それだけが心残りよ…。」
 「…… 会いたいな…。」
 「癒すつもりが、逆に傷つけちゃった。」
 「姉失格ね、私…。」
いまだにベッドの上で膝を抱えている珍。
ふと床を見ると、通気口から何かが這い上がってくるのが見えた。
珍「あら、可愛い百足さん… こっちにいらっしゃい。」
ベットへ這い上がってくる百足に手を伸ばす。
 「奇遇ね…、ふられたばかりなのに慰められるなんて。」
膝の上にのぼってくると待てなかったのか、珍が百足を乱暴に持ち上げる。
驚いて身動ぎする百足を抑え込むように口に咥え、生殖脚をきつく撫であげる。
キシキシと関節が軋み大きく伸びたかと思うと、精包がじわりと溢れ出た。
珍「ちょっと急いちゃったかしら…」
珍の表情が少し明るくなる。
と、百足がぐにゃりと歪み、老人が現れた。
農耕神「もうちっと老体を労わってくれんかのう…。」
珍「農…?!」
農耕神「突き放しておいてすまなんだ… お主の本心をわかっておりながら、ワシのプライドが邪魔をして…。」
   「…怖かったのじゃ。」
珍「農耕神…。」
農耕神「許してくれるかの…?」
珍「…もちろんよ。」


なんか…ぐだってきたからいちほ。
農耕神って伏字、微妙だな…。 いや、珍も微妙だけど。
”/”でもいいんだけど… うん、いろいろ捏造しすぎてるし。うん。